恐るべきGAME

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「んんや、何でもない」 横目で結愛を見ると、何だよ、という表情をしている。 「うっ」 と思いきや俺の腹部に乗しかかってきた。馬乗りの状態だ。 「何でも一人で悩むな! 私も一応 彼女なんだから」 俺の頬を両手でひっぱる。 「分かった!分かった!」 そうこうしてる間に、ケイドロ開始時まで刻一刻と迫っていた。 幸せそうに笑う2人に、秒針は容赦なく回る。時間は待ってはくれない。 17時50分。 ホイッスルまで後数時間だ。
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