年上カレシ

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って、私なに1人で色々考えちゃってんだろ 馬鹿みたい… 結局しょうがないのかもしれない… 私は年下だし、そう接してしまうのはきっと仕方ないんだ でも悲しいよ 今日は帰ろう… せっかく哲君の家に呼ばれてウキウキしてたのに なんだか残念 あ、でも引き止めてくれたりして? 「哲くーん、今日やっぱ帰るね?暑いし」 カゴバッグを肩にかけて 私は哲君の顔を覗いた 「えー?マジ?」 哲君の目はまだゲーム画面で、やっぱ少し虚しい 「うん、マジ、あと暑いからって窓開けたまま出掛けちゃだめだよ」 「あーハイ」 私はもうあきらめて ゆっくりと顔をあげた 「よし、そんじゃまたね」 やっぱ 引き止めてくれるわけ… 「あっ…!!!!」 えっ!? もしかして… 私は玄関へ向けた体を クルリと回し、哲君を見た 「おいおいマジかよー…、また負けた…装備がだめなのか?」 「……」 だよね…
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