静寂の石 アイススピネル

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「また同じ夢か・・・」 アスティアは起き上がると寝癖の強い髪をなおし、朝ごはんを自分で作って食べた 彼はアスティア・クラトス(19) 身長188cm 71kg 性格は穏やかで心優しい青年 しかし、とてもメンドくさがり アスティアには両親がいない 父は海賊で、アスティアが小さい時に海賊同士の戦いで帰ってこなくなった 母は父が亡くなったショックで家を出ていってしまったらしい まぁ、覚えてないからいいんだけど 今は一人で海沿いにあった小屋で毎日を過ごしている 泳ぎは得意で、毎日自家製の銛で魚をとって食べている 「おーい、アスティアー!!」 遠くからいつもの声が聞こえてくる 親友のクレス(19)とアイラス(18)だ クレスはとても人見知りが激しく アイラスと俺以外の人達とは誰とも喋らない。 クレスも両親が海賊で、小さい頃に亡くなったそうだ アイラスは俺達とは違い貴族の育ちで、いろんなことに興味津々 そして、一番困った奴だ クレスが聞いてきた 「また今日も魚?たまにはお肉も食べなよー」 「うるせーな、魚が一番美味いんだよ」 「俺が今度、肉を持ってきてやろうか?」 「マジで?いいの?」 「ほらーやっぱお肉食べたいんじゃん」 「あ、いや、やっぱ肉いらねぇーよ」 「いいよいいよ、いっぱい余ってると思うから、貰ってくれ」 「そこまで言うなら貰ってやるけどよ」
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