曽良少年の愛の劇場

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25歳の時 兄弟子たちと会う機会があったので、曽良は自分の気持ちを伝えてみることにしました。 すると兄弟子たちはたいそうびっくりし、その後赤面しながらも神妙な顔で、「あの…その…まぁ、あれだ。………無茶だけはしてくれるなよ?」と言ったかと思うと、満面の笑みを浮かべた曽良に びくつきながら全力疾走で帰っていきました。 これを芭蕉さんに報告することにしました。 「だからですね、芭蕉さん。」 ふぁ、あ、あぁんっ…!!! 「兄さんたちに言ったんですよ。僕は芭蕉さんを愛していて…」 ひぅ…っやぁんもぅ…っ 「それは毎日その体を愛しても尽きることはなく、むしろ増幅していくばかりで、あなたの毒に完全に侵されてしまった、と。」 はぁぁぁ!ひゃぁ、まっ…ぁ 「その毒は注がれるばかりでピ──や、ピ───だったり、あまつさえガ────なんてしてしまいたくなります。」 ふゅ…あぁんっや……っあ 「……僕の話聞いてます?」 「聞いてるよ!!だけどこんな時に言うことないだろ!!!」 「おや?淫乱なあなたのことですから、喜ぶと思ったんですが…」 「淫乱じゃないやい!!他の弟子にまでそんな事言って…っひゃん!え、大っきく……?」 「他の弟子のことなんて考える余裕があるならもっといけますよねおししょーさま…?」 「え、ちょ…理不尽…!!!!」 「僕のことでいっぱいにしてさしあげますよ、心も体も…」 「ちょ、待って、もうむりりんっひあぁあぁぁあんっ……!!」 弟子が 可愛くなくなって 嫌だ 芭蕉 ───────────────なんだこれ
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