20人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「このガキ・・・・・・お前ら、殺れ!!」
1人の子供に、多勢の魔物が襲いかかった。
獣型の魔物が少年の腕に噛みつき食い千切ろうとした。
「イタイ・・・」
だが、次の瞬間には、その魔物の頭部は消えていた。
軽く腕を振られただけで魔物の頭部と体は意図も容易く分離させられたのだ。
腕を落とされた魔物も、少年の異常さに気付き、同時に一斉にかかれと命じて痛みを堪えつつ、立ち上がった。
少年の体の異常は、見るだけで分かった。
目の色は変わり、左右対称に
背からは、魔力の波のようなものが上がっていた。
最初のコメントを投稿しよう!