荒城の守人と魔装竜

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直後に放送が流れる 『作戦会議を行います。第一陸戦師団所属の全士官は三階、大会議室へ集合してください。また、第三陸戦師団、アレス少佐は司令部へ』 少佐と呼ばれた彼は、襟を正して 「ご指名か。場合によっては演習は取りやめになるかもしれん。」 整備士全員に向けて敬礼をして、アレス少佐は格納庫を後にした。 ミレシア西方の密林を、5機のバイオラプターが疾走していた。その先には上位機種である『バイオメガラプトル』が。 『このあたりは連中の庭のようなもんだ。機体性能の優位性に甘えて、不意をつかれる事の無いようにな。』 メガラプトルのパイロットが確認をとり、後続の5人が了解の返事をする。 しばらくの沈黙。 木々のざわめきだけがコックピットに響く。 と、メガラプトルの警報機が鳴り響く。モニターには三つの大型ゾイドの機影が映っている。
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