ちょっとした妄想と始まり

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「お前数学の教科書なくね?」 愁君が時哉君を小バカにしながら言った。 「…ホントだ」 あまり焦っていない時哉君。 そしてちゃっかり盗み聞きしちゃってる私…… うん、いいの。 これは目の保養ならぬ 耳の保養よッ! 数学の先生はかなり厳しいけどヤンキーはどうでる?! 「どーする?俺が真希ちゃんから借りてきてあげよーか♪?」 「…お前の遊び相手なんかに借りるかよ」 あ、遊び相手!? さすがモテ男の愁君。 いや、私の予想通りだ 「遊び相手じゃないし。俺らは仲がいいだけです」 「お前の"仲がいい"は普通じゃない」 え… 愁君の"仲がいい"とはどんなものなんだ? やっぱチャラいなー 「とりあえず行こーぜ♪」 「ただ逢いたいだけだろ…」 って! 休み時間だったのかい え… 待って! ずっと盗み聞きしてた… バカヤローΣ(×_×;) 何貴重な時間を無駄にしとるんじゃ!
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