48人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前数学の教科書なくね?」
愁君が時哉君を小バカにしながら言った。
「…ホントだ」
あまり焦っていない時哉君。
そしてちゃっかり盗み聞きしちゃってる私……
うん、いいの。
これは目の保養ならぬ
耳の保養よッ!
数学の先生はかなり厳しいけどヤンキーはどうでる?!
「どーする?俺が真希ちゃんから借りてきてあげよーか♪?」
「…お前の遊び相手なんかに借りるかよ」
あ、遊び相手!?
さすがモテ男の愁君。
いや、私の予想通りだ
「遊び相手じゃないし。俺らは仲がいいだけです」
「お前の"仲がいい"は普通じゃない」
え…
愁君の"仲がいい"とはどんなものなんだ?
やっぱチャラいなー
「とりあえず行こーぜ♪」
「ただ逢いたいだけだろ…」
って!
休み時間だったのかい
え…
待って!
ずっと盗み聞きしてた…
バカヤローΣ(×_×;)
何貴重な時間を無駄にしとるんじゃ!
最初のコメントを投稿しよう!