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次の日、明は教室に着くと弘と正史の側に駆け寄った。
「なぁ、聞いてくれ!俺作家でてっぺん目指す!」
弘は呆れた顔で答えた。「作家?ネバーランドで書くのか?」
「違うよ!マジで目指すんだ!」
弘と正史は顔を見合わせて、ため息を着いた。
「何だよ!俺の夢が見つかったんだぞ!嬉しくねーのかよ!」
明は怒った。
正史は冷静に話した。
「おまえこの前はピーター・パン目指してて、その前は星になるって言ってたんだぞ?応援しようにもコロコロ夢が変わり過ぎて着いてけないよ。」
付け加えるように弘も
「おまえが半年後も同じ事言ってたら応援してあげるよ。」
と冷たく言い放った。
担任の小林は大笑いした。
「ハッハッハッ!篠塚ぁ!新しいネタか?作家?おまえのような頭の悪い人間がなれると思うか?」
朝海の友達の恵子でさえ。
「明君作家目指すらしいね、そもそも『さっか』が何かわかってるのかしら?」
できるのか?俺?
さっきまでのやる気は嘘のようになくなった…
俺、ダメかもしんねぇ…
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