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暗くなる…が、辺りが優しい青白い光に包まれている。
「着きました。ベリアル様、いますか?」
目の前がぼんやりとオレンジに光る。
「ここだよ。」
もう本当に目の前にいた。近すぎる…。
「近いだろ…下がれって。」
「いや、悪いね。この姿だと、急に視力が落ちるんだ。」
眼鏡をかけている所をみると、事実らしい。
「ベリアル様、あの事を話さないのですか?」
「話す前に…ラルバ、早く持って来て。」
「ふえぇ…了解です…。」
わたわたと足を急がせ、何かを取りにラルバが暗闇に消えた。
「何を取りに行かせたんだ?」
「秘密兵器。」
……何が秘密兵器だ……。
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