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『今、帰ったょ』
見ると仁からのメールだった。
『仁くん!!……半沢とは………』
『あぁ…………昼休みに呼び出して……話したょ。大丈夫。喧嘩やりあったりはしてないから』
『………良かった』
『隅田とかに……止めて!て言ったんだって?(笑)星野が自分からメールするなんてよっぽどだな(笑)俺が……すげー喧嘩すると思った?』
『……うん。あの人の時みたく、また救急車呼ぶようなコトになったら…て心配で………』
『……ごめんね。心配かけちゃって。星野は男同士の喧嘩もダメだもんな(笑)』
『うん…だって怪我しちゃうし…』
『大丈夫だょ。俺は喧嘩慣れてるし……ケド心配かけて、マジでごめん』
『ううん』
『喧嘩せずにあいつに言ったから。二度と星野に近付くな!連絡もするな!!って』
『……うん。ありがとぅ…』
『もし、また…あいつから連絡とかあったら、すぐ教えて。次は……ぶん殴ってやる[★]』
『……ダメだょ…』
『星野がたとえ許したとしても…俺はあいつを絶対許せねーから。友達の彼女に手を出す奴なんて……あいつのやり方は筋が通ってねーから。絶対許せねー[★]ぶっ殺してやる。次は絶対』
仁がぶっ殺すって
言ったら
本当にやりかねない。
まだ、付き合ってない頃、私に付きまとう男子たちをぶっ殺してやる[★]て言われたコトがあった。
付き合い始めてから
この話題が出た時に
『ぶっ殺すなんて……本当にそんなコトしたら、仁くん犯罪者になっちゃうょ』
と言った月菜に
『月菜の為なら、俺は犯罪者になってもいいんだょ。それが過ちだったとしても構わない。それくらい……愛してる。全世界を敵に回してもいいんだ』
こうキッパリ言い切った。
実際、あの救急車騒ぎの時も、
周りの男子や先生たちが彼を止めなければ
あの男子は死んでいたかも知れない。
大出血を起こし
意識を失ってる状態で
運ばれて行ったのだから
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