1人が本棚に入れています
本棚に追加
「私を好きに成りなさい!」
突然の言葉に僕の脳内は、宇宙へと旅立ってしまった
告白だろうか?
グラウンドからは部活をしている生徒達の声が聞こえてくる。
放課後の誰も居ない教室。黒髪の大和撫子風の儚げな美少女。
自分の手などけして届く事はないだろうと、そう思う程の。生粋の美少女。
「あ~……えっと?」
言葉を紡ごうとするが、
ただ、訳の解らない音が溢れるばかりで全く言葉に成らない。
「もう一度言う。柊諒牙! 私を好きになれ。」
「告白ですか?」
「違う。私はお前が嫌いだ だから、お前が私を好きになれと言っている」
……え!? どゆこと!?
最初のコメントを投稿しよう!