ep:1『このだらしのないメイドがッ!』

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一応紹介しておくと この子は私が親友なんかを務めているクラスメートで芦屋 霰(あられ)。 そして小さい。 私が170オーバーなのもあるが、やはり小さい。 130㎝程度のちんまい身体に大きなクリクリとした目と膨らんだ頬の童顔も全てが幼い。 そんな霰が涙目で痛みにプルプル震えている様はぐっと来るものがあるらしい。 とりあえず「霰たん、ハアハア」って言っている男子共は自重しろ。 「うぅ…。茜ちん、あたしの頭の形へんになってない?」 「ほらほら、大丈夫だから泣かないの。」 私から解放された霰をあやしている姉御肌の女の子は高津 茜。 おろした黒髪長髪も、起伏に富んだ体型も霰と対照的に大人っぽさを演出している。 「絶っ対へんになってるよっ。ミシミシいってたもん!」 「もうっ、仕方がないんだから…えいっ」 「ふええぇぇぇ!?」 何を思ったか前触れもなく霰をその豊満な胸に抱き抱える茜。
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