~訓練、然れど訓練~

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「さぁて、お前らのお手並み拝見と行きますか」 隊長が張り切っている 「えっ?やりあうんですが?」 守が言うと同時に 「イッヤホー!いっくよ~!」 あかりは急に加速した 「待って、あかり」 瑞季が後を追う 「ハッ!訓練だからって手加減はナシダゼ!」 ロイは二人を追った 「おいおい…いいか!どちらかの後ろをとった奴が勝ちだ、いいな!」 「りょーかい」 全員、分かったような口調で言った 「ったく…しゅうがねぇな!」 守は急旋回した 「ほらほら、後ろが、がら空きダゼ!」 「…どっちがかな」 「ナイス!瑞季!」 「…グッ」 瑞季はあかりに向かって親指を立てた ロイはまんまと引っ掛かた 「クソ…」 「瑞季~、後ろ~」 守は見逃さなかった 「あ…」 「守!ズルい!」 あかりが文句を言った 「ズルいもなにもないぞ実戦じゃあお前ら全員お陀仏だぞ」 「うっ…」 三人は黙り込んだ 「その通りだ、お前ら」 隊長が続けた 「遊びで飛んでもらっちゃあ困る、自分の身は自分で守れ」 「…了解」 その日の訓練は終わった
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