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「白木、まだやってくの?」
「はい。もう少しかかりそうです。」
「そっか……。俺この後、用があるから先あがるけど、大丈夫?」
「はい。キリの良いとこまでやってしまいたいんで、飛田先輩はどうぞあがって下さい。」
「じゃあ……、あんまり遅くならないように、早目に切り上げろよ。」
そう言って先輩は荷物を手に取り、ドアへと向かっていく。
「お疲れ様でした。」
背中に向かって声をかけると、先輩は片手を上げ、こちらは見ずにそのまま帰って行った。
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