01.松浦先生がやってきた。

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「はい、じゃあ今日はここまで。 来週の新歓演奏会がんばりましょう。」 ミーティングを終え、涼子らと帰路につく。 「あー!松浦先生、吹奏楽の顧問だったらよかったのに!」 「まだ言ってるし…」 部活中にも何回も聞かされたゆきは、うんざりしていた。 「だってさ、私ら文系は化学の授業とってないし。 そもそも、3年生を担当してないし… 関わりが無かったら、私のアピールが出来ないっ!!!」 「そうですねー。」 面倒になってきたゆきは適当に返事をする。
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