第1話

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「図星なんでしょ?え、てか何?わざわざ朝からケンカ売りに来たの?」 笑顔を維持しつつ星弥にキレた。 「図星って……ただ、会いたかったんだよ……聖羅に。」 顔をそむけ子どもみたいに拗ねる星弥。 横顔から少し覗く星弥の頬は赤く染まっていた。 「いつもこれくらい素直なら可愛いのに……」 拗ねる星弥の頭を撫でた。 「……」 ドタッ 「きゃっ」 突然、星弥にベッドに押し倒された。 「なに上から目線なわけ?」 私の上に跨がり意地悪な笑顔を見せる星弥。 ヤバい……いつもの星弥だ。 冷や汗を流しながら出来る限りの笑顔で誤魔化した。 「誤魔化したってもう遅ぇよ。」
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