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「あれ、星弥カバンは?」
よく見ると手ぶらの星弥。
「学校。」
わぉ。
ここに来て本日一回目のアイドルスマイル。
星弥さんカッコいいです。
そのまま手を繋ぎ家を出た。
「そういえば星弥学校いつ振り?」
「10日?」
「へー」
「まぁ何回か早退したけど。聖羅は真面目に行ってんの?」
「そりゃ、大学行くのが絶対条件だからね……」
「ん?あぁ~そうだったな……」
私たちの通う学校には普通科・特進科・芸能科がある。
私たち二人が通うのは芸能科。
1クラスしかないため星弥と同じクラスは必然。
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ガラッ
教室の引き戸を星弥が開けた。
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