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星弥が励ましてくれる。
「……今日は二人で帰ってごめんね?」
折角、3人で帰れると思ったのになぁ。
机に顔を伏せて一人そんなことを思っていた。
「っや、聖羅俺は一緒に帰んのいいけど星弥が嫌がるよ。多分、絶対。」
幸人の声が耳に届く。
「コイツの言う通りだ。俺はこんな奴と帰りたくねぇ!」
星弥が幸人の言ったことに賛同している。
珍しいこともあるなぁ。
「そんなこと言わないで幸人はいい人なんだからちゃんと話してみなさいよ。」
顔を伏せたまま話すので声が少しこもっている。
「おぃ……顔あげろよ。」
星弥の少し機嫌の悪い声が聞こえた。
あ、拗ねちゃったかな?
でも、私だって拗ねたいわよ。
星弥には悪いけど……無視。
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