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「…チラッ」
「ハハ…」
授業がすべて終わり、校門で私のマネージャーが来るのを3人で待っていた。
なかなか来ない浅田に星弥はイライラしているご様子。
貧乏ゆすりがさっきから目にとまって仕方ない。
私がその様子に呆れているのを見て幸人は苦笑い。
キキィー
急ブレーキを踏んだであろう真っ赤な車が校門前に止まった。
ズカズカズカ
校門の塀にもたれていた星弥がその赤い車に向かって歩き出した。
「ちょっと!」
「聖羅…?」
星弥の後を追った私を追いかけてくる幸人。
ガチャ
車のドアが開き一人の若い男が出てくる。
「あ、聖羅さん…って真山星弥じゃないですか!?」
私に気づいた浅田が声をかけてきたけど私の横にいる星弥を見て驚きのご様子。
「どどど、どういう?」
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