第1話

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すごく吃りながら浅田が聞いてくる。 しかも焦り過ぎて言葉が途中で途切れている。 多分 “どういう関係ですか?” って聞きたかったのだろう。 「浅田さんには関係ないです。」 私は冷たく言った。 「どわわわわ!こっちは光井幸人じゃないですか!」 今度は幸人の方を見て興奮する浅田。 コイツは一体なんなんだ。 マネージャーがこんなんでいいものなんだろうか。 「ご、豪華。」 感動したように言葉を漏らす浅田。 「あ~もぅ早く行くわよ!」 グイ 浅田の腕を引っ張り車の運転席に押し入れた。 バンッ 車のドアを勢いよく閉めた。 「じゃあまた明日ね?星弥、幸人。」 外にいる二人に手を振り後部座席に乗った。
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