第1話

25/25
前へ
/537ページ
次へ
バンッ ドアを閉めてすぐ発進した車。 発進した車に星弥の声が聞こえた気がした。 「あ!聖羅!」 「あ~あ…行っちゃったね。どうしたの?」 「別に…」 口を尖らせ光井から顔をそらした。 「まさか、さっきのあれ?」 ドキッ 「な、なんのことだよ!」 「いや、聖羅がマネージャーさんの腕を引いてったのに対して怒ってるのかなぁって。」 困ったような笑顔で俺を見て光井がそう言ってきた。 「何でわかったんだ!?」 光井が俺の思っていたことを言い当てたことに驚いた。 「クス 星弥って聖羅のことしか考えてないからさ。多分そうかなぁって。」 「お前すごい奴だったんだな。」 「え?何そのキラキラした笑顔 ハハ、なんか怖いなぁ。」
/537ページ

最初のコメントを投稿しよう!

452人が本棚に入れています
本棚に追加