第2話

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バンッ 取材が終わり浅田の車に乗った。 「うわ、もう20時じゃん!」 携帯を開いて時間を確認してげんなりする私。 「今日は結構かかりましたね?」 腕時計を見て時間を確認する浅田が聞いてくる。 「あ~なんか誰かが遅れたそうです。電車が人身事故で動かなかったとか…フー」 息をつき後部座席に寝転んだ。 「今日のお仕事は取材だけなんでこのまま帰れますよ。」 浅田の笑い混じりの声が聞こえる。 何がおかしいんだか… 聞く気力すらない。 ブーブーブー ビクッ 突然、手の中の携帯が震えた。 サブ画面を見ると…星弥の名前が映し出された。 メールだったようで携帯を開き受信ボックスを開いた。 仕事終わったか? 俺は今終わった。 今日は聖羅の家に行くから。
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