第2話

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「何でもなーい!」 そう言ってまた再び寝転んだ。 危ない危ない。 星弥の名前出しそうになったよ。 でも、久しぶりだなぁ。 最近は朝起きたら横に寝ていることが多かったからなぁ。 明日は確か何の仕事もなかったよね…… 「…ん…せい…ちゃん…聖羅ちゃん!」 耳に届いた浅田の声。 「ん~?あ、ついたぁ?」 半分寝惚けた状態で車の窓から見える外の景色を見た。 どうやらいつの間にか寝てしまっていたそうだ。 「はい。着きました。」 ガチャ バンッ ガチャ 運転席から降りた浅田が後部座席のドアを開けた。 「どうぞ。お疲れさまでした。」 丁寧に私に挨拶をして軽く頭を下げる浅田。
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