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ガラッ
「!?」
浴室の扉が開く音に閉じていた目を開いた。
「聖羅!このお肉使っていいー?」
お肉のパックを持った星弥が現れた。
「ちょっと、いきなり開けないでよ!」
星弥に体を見られまいととっさに大事なところを隠した。
「ん?あぁ、今さら隠してどーすんだ?もうすでに見ちゃったんだけど。」
そんな私を見て口角をクイっとあげて意地悪を言う星弥。
「う、るさい…」
「フッ…まぁいいや。早く上がれよ?俺様がお前のために飯を作ってやってんだからな!」
私を指差し得意気な顔をする。
お肉を持って立ち去ろうとしたけれど足を止め再び私の方を向いた。
「あ、これ使っていい?」
そう言ってお肉を見る。
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