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「……もう!とりあえず退いてよ!」
そう言って私は星弥を突き飛ばした。
顔が火照るのが自分でも分かるくらいだ。
「お、っと。」
突き飛ばされた星弥は見事にバランスをとりベッドから立ち上がる。
「来るなら前日にメールか電話してよ!」
そう言って私もベットから出た。
「言ったらサプライズになんねぇじゃん。」
私が洗面所に行く後についてきながら答える星弥。
「サプライズなんかしてどうするのよ?」
そう聞いて洗面台においたコップに水を注ぎうがいをした。
「聖羅の驚く顔が見たかったんだ。」
クイッ
星弥はそう言うと私の顎をつかんで自分の方に向けさせた。
「な、何よ?」
黙って見つめ合うのが照れ臭くて目を逸らした。
「おい……」
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