第2話

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「言っとくけど俺はキスなんかじゃ満足してねぇから。」 そう言って私を押し倒して馬乗りになってきた。 「星、弥?」 「これ脱がせるから。」 私が着ているパーカーのファスナーをいじりながら言う星弥。 「ちょ、ほんとにするつもり!?」 聞いておいて私の返事などお構いなしにファスナーをゆっくり下げていく。 「限界だって言っただろ?」 そう言ってゆっくり下ろしていたファスナーを一気に下げた。 「そんなこと…言わないでよ…私も…星弥が…………欲しくなる……じゃんか。」 口に手の甲をあて蚊の鳴くような声で言った。 すると、星弥の動きが止まった。 暗闇だってわかるよ。 今、すっごいキョトンとした顔してるんでしょ。
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