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カッカッ
金具の当たる音に目を覚ます。
「ン…」
鼻をかすめる美味しそうな匂い。
部屋の扉が少し開いていて匂いはそこから私のもとへ届いているようだ。
布団をめくりベッドから立ち上がりリビングに向かった。
「何、作ってんの?」
キッチンにいる星弥は肩を上にあげて振り返って見た顔は驚いていた。
「びっくりしたぁ、起きたんだ。」
「うん。」
星弥の横まできて調理中のフライパンの中を覗いた。
「あ、スクランブルエッグだ!」
「あたり。」
フライパンの中を見て喜ぶ私に優しくこたえる星弥。
「聖羅ちょっとどいて。」
そう言われてどくとキッチンに置いてあるお皿の上にスクランブルエッグをのせた。
「あ、ウィンナーもある。」
お皿を見て再び喜ぶ私。
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