第1話

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一応、私も女優をしています。 星弥と出会ったのは中学生の頃、ドラマで共演した時。 あの頃、私たちは絶対に有名になろうって互いを励まし合っていた。 「うるさいなぁ。」 頬を膨らませ拗ねてみる。 プニ そんな私のほっぺを引っ張ってくる星弥。 「何頬膨らませて拗ねてんだよ、それが可愛いとか思ってんの?」 星弥の言葉に一気に顔の温度が上がった。 「か、可愛いとか思ってない!バカ!」 恥ずかしくなり自分の部屋に行く。 掛けてある制服を取り急いで着替える。 ていうか、彼女に暴言! ムカつく、星弥! 「おー相変わらずナイスプロポーション。」 ドアの方から聞こえた声に振り返る。 「な、星弥!見ないでよ出ていって!」 そう言いつつ着替えを続ける私。
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