4人が本棚に入れています
本棚に追加
「ヒース…ヒース・ヴォルト・アクアリーフ…!」
美しい金の髪を雪風になびかせ、ヒースは深い紫の瞳を細めた
「フルネームで覚えて貰えてるなんてモテモテだねヒース!」
立ち止まり狼狽している兵達を何人か撃ったルーウは、口の端に付いた帰り血を舐め、ヒースへと笑顔を向けた
「後はアンタを含めて30人ってトコロかな?」
「きっ、貴様ぁああああ!!」
首を傾げて言うルーウにある兵が剣を抜き、斬りかかっていった
「止めろ!」
ジャスカが叫ぶと同時に、風を切る音がして、兵は首と上半身、下半身の3つに斬られてルーウの数歩手前に沈んだ
ジャスカ達が音のした方を見ると、ヒースが幅広の剣を抜き、それをルーウを狙った兵に向けていた
最初のコメントを投稿しよう!