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彼女の存在に気付いたのは、霊感少女のシズルと知り合ってからだった。
それまでシズルの存在は知っていたが、ツルンでるグループが違うので、話す機会もなかった。
そんな彼女と親しくなったきっかけは、私の家に“何かがいる”とずっと感じていたことを肯定されてからだった。
いつもそこに立っている女性がずっと気になっていて、絶対なんかいる。と思いながらも、何も出来ずにいた私に、シズルの方から話かけて来た。
シズル「ねぇ、何やってるの?」
私たちは、放課後の教室でたわいもない話をしていた。
A「何もしてないよ。おしゃべりしてるだけ。シズルは?」
シズル「…」
シズルは私をじーっと見つめていた。
私「?」
シズル「今日時間ある?」
シズルが私に聞いて来た。
私「私?」
聞き返すとシズルが頷いた。
私「うん…」
「何か見えんの?」
一人がシズルに聞いた。
シズル「ちょっとね…行こっか。」
シズルが私に言った。
私「え、うん。じゃあね。」
私は一緒にいた友達に挨拶して、シズルの後に続いた。
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