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「さあ…乗れ…。」
先生は後部座席を開けると、俺に言った。
「えっ…何で車?」
「ここから 寮まで7㎞ある…。」
「7㎞…。」
…不便すぎる。
「登下校の際には、バスがでる。
あ…でも…、生徒会の人間は、生徒会専用車もある。…例外もいるが…な…?」
「例外?」
「抹尾の双子ちゃんは、乗るのを嫌がってチャリ通学なんだ…。まぁ…とりあえず、乗れ。」
「あぁ…ハイ。」
俺は、後部席に乗り込むとドアを閉めた。
先生も車に乗り込むとエンジンをかける。
「…よし行くか。」
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