新葉大付属

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エレベーターに乗ると具志は7階を押した。 (すげぇ…18階まである。) 「2~4階が1年生教室。 5・6階が2年生の普通科。 7階が保健室・理科室・家庭科室。 8階がコンビニ・売店。 9階が視聴覚室・図書室・コンピューター室・進路指導室。 10・11階が3年生の普通科。 12階が2年生の理数科・社会科。 13階が2年生の国文科。 14階が3年生の理数科・社会科。 15階が3年生の国文科。 16階が芸術科・音楽室・美術室。 17階が 生徒会室。 18階が 理事長室だ。 後で詳しいことは… 生徒会の宮沢に案内させるから…」 「宮沢って…宮沢藤夜?」 (いるかもしれないと思っていたけど…やっぱり…。) 「なんだ…知ってるのか?クラスも同じだぞ…? そういえば、あいつも同じチップだな。 …前世の知り合いか?」 (…え?クラスも同じ!?) 俺と宮沢は前世からの腐れ縁だった。 俺は…はぁ…まぁ…と先生の言葉に曖昧に返答し、下を向いた。 同じクラスになったのは…嬉しいような…なんだか、素直に喜べないような…正直、複雑な心境である。 …理由がある。 藤夜と俺は仲が良い… 一緒にいて楽だし、気が置ける大切な友人だとも思っている。 けど… 彼は、大事なところで空気を読んでくれない。 いや…むしろ意図して読まない? まぁ…ぶっちゃけ、俺の恋路を邪魔をする… 立ちはだかる壁?なのだ。 俺は溜め息をつくと、エレベーターを降りた。 すると、すぐ前が保健室だった。 怪我人にとっては便利なのかもしれない。    image=64515645.jpg
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