783人が本棚に入れています
本棚に追加
ああー、イライラする.....。
私は眉間にシワを寄せ、道場の端っこで固まって話をする隊士達を睨んだ。
コソコソコソコソうるさいなあ。
どうせ私の悪口でしょうに。
ここじゃなくて、他に溜まり場ないのかなあ。
「おーい、お前ら何サボってんだ??」
あ、さのっち。
彼の名前は原田 左之助。十番隊組長。
お腹には切腹のあとがある。
よく死ななかったなあ。
さのっちに声をかけられた隊士達は、苦笑いを浮かべつつ、再び練習に戻った。
「どうした、鬼春?不機嫌そうだけど。」
あーあ、いつまで経ってもこの 鬼春、っていうあだ名は変わらない。
それは更に私を不機嫌にした。
最初のコメントを投稿しよう!