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「私は、兄様の七光り...?」
私は低い声でさのっちに訊いてみた。
なんというか、違うって言えよ、みたいな。
「鬼春があ~???」
さのっちは一つ大笑いをした後、「絶対ない。」と答えた。
「さっきのサボりのヤツらに言われたのか?」
私は眉間にシワを寄せて頷いた。
「新入隊士だから仕方ねーよ。もう少し経てばお前の恐ろしさもわかってくるさ。」
......恐ろしさを知る必要はないけど。
それにしても、さっきのヤツら未だに喋ってるじゃないか。
あー、新入隊士だからなるべく優しくしようとしたんだけどな。
ダメみたい...。
「おいこら!!!!!さっきからぺちゃくちゃぺちゃくちゃうるせえな!!!練習しろやこらあ!!!!!!」
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