十一番隊組長、斎藤 春

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「私は、兄様の七光り...?」 私は低い声でさのっちに訊いてみた。 なんというか、違うって言えよ、みたいな。 「鬼春があ~???」 さのっちは一つ大笑いをした後、「絶対ない。」と答えた。 「さっきのサボりのヤツらに言われたのか?」 私は眉間にシワを寄せて頷いた。 「新入隊士だから仕方ねーよ。もう少し経てばお前の恐ろしさもわかってくるさ。」 ......恐ろしさを知る必要はないけど。 それにしても、さっきのヤツら未だに喋ってるじゃないか。 あー、新入隊士だからなるべく優しくしようとしたんだけどな。 ダメみたい...。 「おいこら!!!!!さっきからぺちゃくちゃぺちゃくちゃうるせえな!!!練習しろやこらあ!!!!!!」
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