783人が本棚に入れています
本棚に追加
「身長はざっと見....、
烝と一緒くらい??」
烝とは、山崎烝のことで、監察の人。
背が高くて細っこいからサブと体型同じくらいだと思う。
サブの方がもうちょっと太いけどね。
.....烝が細すぎるんだよ。
最初無口で怖い人かな、って思ったんだけど、喋ってみたらすごい気さくな人だった。
それに、超有能で、局長とかとっしーとかその他諸々の新撰組隊員からの絶大な支持を得ている。
烝は仕事柄上、変装とか女装とかよくするから、烝に服借りればいっか。
「うーん、私、サブより全然小さいからサブに合う着物借りに行こう。」
私が烝の部屋に向かうと、サブは黙ってついて来た。
----
「やーまーざーきーすーすーむー!!」
戸の外から烝を呼んだ。
今日いるかなあ??
いつもあの人、忙しいからねー。
「なんや。」
戸がちょっとだけ開き、その隙間からヒョイと烝が顔を出した。
「うん、ちょっと着物借りたいんだけど。」
最初のコメントを投稿しよう!