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「ワイの服は鬼春にはおっきー思うねんけどなあ。」
「私が着るんじゃないよ、サブが着るんだよ。」
「サブ??
サブって誰や??」
私は隣にいるサブを指した。
「馬超三郎。」
「おおー、こいつか。」
「そう。着物借りていい??」
烝は戸を完全に開け、私たちに手招きをした。
「ほな入りな。」
「あのねー、私がサブに女装させて、って懇願したんだー。」
私は呑気に掛けてある多数の着物、袴、着流しを見ながら言った。
「でも、兄ちゃん、ほんま綺麗な顔立ちしとるなあ。」
烝がサブの顔を眺めてる。
サブは困ったように笑った。
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