十一番隊組長、斎藤 春

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私は黙って木刀を構えた。 -------- 最後の男を片付けると、木刀を腰にしまって大きく息を吐いた。 「鬼春ー、お見事ー!!」 さのっちが後ろで拍手をしている。 ....ちょっと取り乱したかな。 そこに、総ちゃんがやってきた。 まともに言えば沖田 総司。一番隊組長。 剣の腕はかなりのもので、強者揃い新撰組の中でも一位二位を争う。 「なにをしたらこんな状況になるわけ??」 総ちゃんが鼻で笑いながら言った。 私はわざとらしく首を傾げる。 「さあ??」
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