『笑顔4』

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屋上の柵に両肘をつきながら、沈んでいく夕日を眺めていた。 オレンジ色に染まる街並みを見ていると、嫌な事を全て忘れさせてくれるからだ。 「また落ちちまったな…」 受験の合否通知を、クシャクシャに丸めてポケットにねじ込んだ。                        
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