第三章

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「い、行ってくるね」 やばい、家を出たばっかだというのに、やばいほど緊張している、マジでやばいよ、どうしよう 「兄さん!」 家の中から、大きな声で輝来が叫ぶ。めずらしいな、なんだろ? 「窓が、開いてますよー!」 な、なんてことを大声で叫びやがる。あわてて確認っと…あれ?ちゃんと閉じてあるじゃないか。 「ごめんなさい嘘つきました、じゃあ頑張ってくださいねー」 そっか、あいつ緊張を解いてくれたのか やれやれ、あいつには敵わないよ 「輝来、ありがとうな」 そして僕は向かう。
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