0人が本棚に入れています
本棚に追加
♪ピ~ン~ポ~ン~
パ~ン~ポ~ン~♪
あまりにも突然だったので、
俺は「ヒェッ!」と声にならない声を出してしまった…
放送チャイムが終わり、
暫し沈黙のあと、声が聞こえてくる。
「皆様おはようっ!」
機械的な声。
人間が喋っている感じではなく、機械が編集して作った声のようだ。
言葉の所々のアクセントが可笑しい。
だがそれがかなり不気味だった。
「皆は大好きだよね?
"鬼ごっこ"。
ルールを知らない、なんて可愛いお馬鹿ちゃんはいないと思うんだあ。
皆は鬼になるのが好き?
それとも逃げるのが好き?
鬼になるのが好きな人には
ごめんねをしなきゃいけないなあ。
君達に選択肢はないんだあ。
鬼に捕まらないように逃げてね?今回は一匹だからきっと大丈夫だよ!
ただ今回の鬼さんは足が速いんだ。
世界一速いんだよ!
多分見つかった時点で君の負けは確定したも同然かもね☆
場所はこの学校内ならどこでまおっけー!
じゃ、楽しんでねっ
カウント開始!!」
最初のコメントを投稿しよう!