序章

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平成2年 冬 わたしは産まれた 父はわたしに華やかに育ってほしいと願いを込め、名前をくれた わたしの名前はカナ この物語はわたし… あなたが受け入れてくれた わたしの全てを書きます 家族にも言えなかった 苦しみ、歪み あなたがいたから あなたが支えてくれたから わたしは笑顔に慣れたんだよ あなたに伝えてないこと まだまだたくさんある 言葉にしたらあなたの前で泣いちゃう だから文章にするね あなたの知らないわたし あなたが知っているわたし あなたはどう思うかな… いろいろ考えた… 書こうかなぁ 書くのやめようかなぁとか… でも書くね あなたが聞いてくれるなら あなたなら…
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