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「……な、なんで南国の鳥が…っ」
旭は絶句。
――‥が、渚はというと、相変わらずの無表情で・・・
「はぁ… 。あの、お二人共、驚く気持ちも分かりますが、こんなもの… 先にあるものに比べたらまだまだ序の口ですよ?」
つぶらな瞳を向けるオニオオハシに、生い茂った木にしがみつく動物‥ 旭達の口は驚きで半開きの連続だった。
「なにせ、アナコンダでしたっけ? 3mほどのデカい大蛇もいますし…」
「「なんで寮に、そんな危険動物がいるん(だ)ですか!?」」
二人はつい怒鳴ってしまった。
――‥ が、
「シッ!
大きな声を出さないでください。奴に気づかれたら襲われますっ」
無表情な渚が、いつになく真剣な顔で怒ってきた。
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