0人が本棚に入れています
本棚に追加
集会、プリント配布、学級会…一通り終わった頃
クロサキハイネ―…黒崎灰音は井元の前に居た。
僕は少し不安を覚えた。
いつも一緒に居る井元が僕から離れて独りになる気がしたから。
「幸四郎、俺さ黒崎から番号とアドレスもらったんだけど」
と、言う井元。
現在下校中。炎天下の中自転車に乗るヤローが2人。
1人が今にも溶けそうにダルそうにしてて
1人が凄く元気。太陽かってくらい。
前者が僕で後者が井元。
「マジですか。」
「これはもしや俺様、リア充への道も近いんじゃないですかね!」
フヒヒっと気持ち悪い笑い声を漏らす井元はまさにアホだった。元気なハズだよ
僕を差し置いて、なぁにが「リア充への道も」だ。とか毒を吐きつつ一緒に帰る。
最初のコメントを投稿しよう!