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「俺とレイラのふたりがかりだったらもしかしたらいけるかもしれない」
この兄妹もギルド“水の魂”でも五本の指ぐらいの実力を兼ね備えており、実力もなかなかのものである
「無理だ..あいつは.瞬間移動を使う..
それ.よりも近くに来て.くれ..」
弱りきって、息も絶え絶えな父に兄妹は目の前まで近づく
「ロイス..お前は芯が真っ直ぐ.で優し.いやつだ..
これからレイラのことを頼..む」
「..あぁ.任してくれ」
ロイスは父が永くないことを察知し、目に涙を浮かべながら頷く
「レイラ..お前は母さんに似て美人で..活発ないい子だ..
父さんよりかっこよくて..強く.優しいやつと結婚するんだ.ぞ..」
「うん..うん..うん..」
その白い頬から流れ落ちる雫〈しずく〉は止まることをしらない
「最後に..母さんは、俺が村中から悲鳴や.異変を感じてからすぐに家を戻ったがどこに..も見当たらな..かった
きっと何処かに隠れてでもいるんだろう..」
ロイスは父の心情を察し、拳を強く握りしめた
「あぁ..きっとお袋は生きてるよ」
「当たり前だ.何たって俺が選んだ妻なんだか.らな..」
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