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キーンコーンカーンコーン
ガヤガヤ
全ての授業が終わり、帰り支度を始める生徒達。
そんな帰り支度をする生徒達とは別に一つの机の周りに何人かの生徒が集まっていた。
「・・・で、昨日さ~」
『(・・・早く帰りたい。この場から早く離れないと)』
「ん?どぉしたの?」
『∑え!?何が!?』
皆の会話に参加せず1人考え事をしていた少女が、突然友人に話掛けられて驚く。
「なんかそわそわしてるからさ」
『・・・そぉかなぁ?』
友人への返事に少女が困っていると1人の少年が教室へと入って来た。
するとさっきまで話ていた友人達がキャーキャー騒いでいると少年は、先程考え事をしていた少女の前に移動してきた。
『あね・・帰る・・よ』
『えっ・・・∑しぃーちゃん!?ごめん!!えっと、皆ごめん。先帰るね』
少女は友人達に手を振り少年はそのグループに向かって頭を下げた。
『・・・(ペコリ)』
『また明日ねっ!!』
「「「舞花さんまた明日ね~」」」
2人が去った教室では今だ友人達がキャーキャー騒いでいる。
「2人揃うと目の保養になるよね~舞花姉弟は✨」
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