僕の恋人を紹介します

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「ほらみろぉぉぉ!!やっぱそういう目でしか見られてねぇしぃぃぃ!!」 銀時は頭を抱えるが土方はチッと舌打ちをし沖田を睨み付ける。 「…くだらねぇこと言ってんな。俺達は近藤さんに用があんだよ。」 そう言って沖田の前を通り過ぎる…が、その時沖田の目が妖しく光ったのを土方は気付いていない。 やがて局長室の前にたどり着く。「…近藤さん、俺だ。」 扉の前でそういうとガラッと戸を開けた。 「来たかトシ。…ん?銀時も一緒なのか?珍しい組合せだな。まぁ座れ。」 そう言われて二人並んで座布団に座る。 「…で?確か大事な人を紹介したいって話だったな?」 二人で顔を見合わせた後、土方が咳払いしてから切り出した。 「あ~…その…近藤さん、驚かずに聞いてくれ。…俺達付き合ってんだよ。」 近藤が首を傾げる。 「…俺達?」 近藤はピンときてない様子だ。 土方と銀時がお互いを見ながら苦笑いする。 「いや…だから…俺と銀時。」 それを聞いた近藤は一瞬驚いた顔になったがすぐに高らかに笑いだした。 「…そうか。お前が選んだ相手なら俺は何も言わんよ。」 「…ありがとう近藤さん。」 土方がホッとして頭を下げる。 「しかし…まさかいつも会うと喧嘩ばかりしてたお前らがなぁ…いや、案外そういうものかもしれんな恋愛なんてものは。」 ウンウンと頷き一人納得してる近藤。 「俺も驚いてるよ…まさかこいつに、なんてな。」 土方が銀時を見る。 「……こっちの台詞だっての。」 銀時が赤くなってボソッと呟く。「ははは、銀時、トシのことよろしく頼むぞ。」 近藤にそう言われてますます赤くなりやがて小さく頷く。 暫くして土方が立ち上がる。 「話はそれだけだ。じゃあ銀時送ってくから。」 そう言って銀時と入口に歩き出したと同時に襖がバターン!と倒れた。 「な、なんだ!?」 見るとそこには沖田を始めとして何十人もの隊士らが倒れこんでいた。 「チッ…だから押すなっつったんでぃ。…ほらバレちまった。」 どうやら会話を盗み聞きしていたらしい。 土方がふるふると震え顔を引きつらせる。 「…テメーら…盗み聞きたぁいい度胸だな…?」 クワッと目を見開き刀を鞘から引き抜く。隊士らが慌ててその場を逃げようとする。 「逃がすかぁぁぁ!!テメーら全員切腹だぁぁぁ!!」
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