名前を呼んで

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「…戻るのか?」 銀時が寂しそうに目を伏せる。 「いや…これから休憩取る…飯でも食いに行くか?」 銀時が顔を上げると頷く。 土方は優しく微笑むと銀時の手を握って歩きだした。 「食後にパフェもな!」 ニヤリと土方に向かって言う。 「お前…さっき散々団子食ってただろが…まだ食う気か…。」 土方が呆れたように言う。 「…るせーよ!糖分は別腹なんだよ!!」 土方は肩をすくめたが優しく微笑んで…。 「…ハイハイ…好きなだけ食え。」その言ってため息をついた後、銀時の手を強く握り締めた。           (おわり)
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