隣の子猫

俺は金野光。今日から高校生。高校生ではまともな日々を過ごせるよう願いながら俺は歩道を渡る。
周りを見る。同じ制服を着ていた生徒がもう一人の生徒と話をしている。楽しそうだ。

　俺にもああいう時があったな。だけど今は一人か･･･

見てるのが嫌になり目を伏せ、早歩きで学校に向かう。

下駄箱で外靴を脱ぎ上履きに履き替える。そしてクラス表が展示されている場所へと向かう。１組から順番に自分の名前を探していく。

　あった。

俺の名前は３組と記入されているクラス表にあった。

　･･･さっさと向かうか。

俺は自分のクラスへと歩み始めた。