1人が本棚に入れています
本棚に追加
「先生!ついに完成ですね」
「うん…私たちの2年の成果よ!さぁテストしましょう?行ってみたい時代は」
「あんまり、遠い時代に行くのは怖いですよ…そうだな…17年前かな?生まれたころ」
「そう?じゃぁ、早速行ってらっしゃい。スーツ着用して」
レーシングスーツに、機械部品を張り巡らせて、体中には数々のプラグが刺さっている
そう、これが先生と2人で入学から1年半かけて作ったタイムマシーンである。
そして、僕の不思議で幸せでちょっと寂しい1週間の始まりだった。
「先生、準備できました。」
「よし!行ってらっしゃい。くれぐれも時代を変えるような真似はだめだぞ。
実際に時代を変えようとしたことが無いからどうなるかわからないけど、
物語だと、消えてなくなっちゃったりするからね」
「はーい。では行ってきます」
目の前が光に包まれ、空間が歪むように見え、一面真っ白になった…
「行ってらっしゃい…すぐに帰ってくるのよ…すぐに…フフフ」
最初のコメントを投稿しよう!