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結局、先生の家にお世話になることになった。そうして帰り道
「ねぇ、未来は平和?戦争とかしてない?犯罪とか?」
「どうかな~そんなに今と変わらないよ。たった10年だしね~」
「そうだよね?簡単には変わらないよね。車が空飛んだりとかさ」
「あぁ残念ながら10年後はまだですね。進化って言うと…発電とかに関してかな~原子力発電の安全性が
高まって、とっても高圧で大量の電気が作れるようになったわけで、車はほとんど電気自動車になったね。
ガゾリン自動車は税金高いし」
「ふーん。確かにすごいな?今よりエコとかってうるさそうだね」
「うん、逆に普通になっちゃったようなものだよ。先生は『エコとかいって、地球を甘やかすな。
地球は異常な環境下でも今まで生きてきたんだ』って言って、未だにガソリン自動車に、スーパーで
ビニール袋もらうし」
「うん、素敵!その先生素敵ね~エコとか言えば平和だと思ってるのが気に食わないのよ。今の言葉
覚えておこっと。すごいいい先生ね~かっこいいのかしら?タイムマシン作ろうとするんだから、
男の人よね?ってことは、私もチャンスありね」
「えっ?何言ってるの」
「タイムマシン作る男と付き合いたいの、その協力者になれば、私も作る人の一人になれる。まぁ男より、
作ることはメインだけど」
あぁ僕が言っている先生を男だと思っているんだ?自分なのに…
「ハハハ、もし、そんな世界が生まれたら、僕の存在は未来に必要なくなりますね…そうなったら
消えちゃうのか?やっぱ、この先未来のこと話すのはやめときますね。でも結構かわいらしい夢ですね?」
「うるさい!後輩が先輩をからかうな!」
殴られた…若い分加減が無い…未来でも殴られていたけど…
「まぁでも、リオ君ぐらいの見た目でSF好きなら、彼氏にしてもいいかな?」
「?えぇぇぇ」
「冗談だよ。でもこうやって歩いてると、彼氏と彼女みたいに見えるかもね」
「そうですね…」すごい恥ずかしかった。それとうれしかった。
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